iOSカンファレンス! iOSDCに参加したよ!

iOSカンファレンス! iOSDCに参加したよ!

2016年8月20日、iOSカンファレンスのiOSDC (iOS Developers Conference Japan)が開催されました。

https://iosdc.jp/2016/

とても熱気あふれるカンファレンスでした。
参加してよかった!
登壇内容もどれも実践的で、それぞれの登壇者の経験をもとに語られて、参考になるものばかりでした。

この熱気が冷めないうちに、iOSDCの登壇内容を記事にしたいと思います。
私が参加した登壇を書いていきたいと思います。


海外のiOSカンファレンスに登壇する - 完全版 by shu223

shu223さんのiOSカンファレンスの登壇に挑戦した内容です。

目標を立てて、実行して結果を振り返るというサイクルを自然に回していて、自分ももっと考えないといけないなと思った登壇でした。


IPv6 Readyって何だ? NAT64/DNS64の本当の使い方とは?

藤崎 智宏さん/岡田 雅之さん (@smadako)の登壇。

https://iosdc.jp/2016/c/node/168

IPv6はすでに普及し始めていて、その対応をしていかないといけない状況になっているそうです。
そんな中でiOS開発でもAppleがIPv6対応していないアプリをリジェクトする方針を取ったり、でもまだまだ対応できていないよね、というお話をしていました。

私も質問したところ、Appleが提供している通信ライブラリー(FoundationのNSURLSessionなど)は開発者は何もしなくても、ライブラリーがよしなにしてくれる。
自分で独自にいろいろしたい時(IPアドレス直打ちでなにかやるとか)にはIPv6対応を考えないといけないそう。


エンジニア向けSketch3でアイコン作成はじめの一歩

https://iosdc.jp/2016/c/node/124

デザイナーの@meycoのSketch3でのアイコン制作ハンズオンでした。

WunderlistのアイコンをハンズオンでSketch3でトレースするという内容でした。

デザイナーはデザインのここを見るのか! というのが可視化されてとても興味深い登壇でした。
(薄いグラデーションとか、シャドウとか光沢とか。気にしてないと見えない部分がたくさんありました。)

fig2

リボンの影について。直角でいいと思っていたのですごく新鮮でした。

手でラフを描くときのアドバイスです。

@meycoさんのアイコンを作る

・世界のリソースを使う
・ラフを手で描く
・Sketchでつくる

といっていて、プログラマーと近いなーと思って親近感をわきました。

プログラマーも何か機能なりなんなりを作るときは、他の人の実装(ライブラリーだったり、ブログの記事だったり)を読んでから手を動かすけど、デザイナーさんもまず他の人のデザインをよく読み込むところから始まるんだなーと思いました。

アイコン収集はピンタレストやdribbbleを使っているそうです。


iOS10時代のCollectionView最新つかいこなし

@TachibanaKaoruさんの登壇です。

登壇内容の記事がありましたので紹介します。
http://niwatako.hatenablog.jp/entry/2016/08/20/120221

iOS10からUITabelViewとCollectionViewのセル生成のライフサイクルが変わるそう。
あとでキャッチアップしないといけないと思いました。


ドッグフーディングしやすい環境を整える

@mao_nishiさんの発表です。

ドッグフィーディングとは、自社開発のアプリを自社スタッフも利用して、アプリを改善していく手法なのです。
しかし自社スタッフといえどもただ開発チームから「開発したので使って改善点教えて下さい」としてもフィードバックを得にくい現状があります。
この登壇では、@mao_nishiさんがいかにドッグフィーディングによるフィードバックをもらいやすい環境を作っていったのかが発表されて、とても参考になりました。

こちらが資料になります。

fig3

何がポイントなのかを一言で言うのが大事。

お金はかける!

フィードバックするにもたくさんの障害があるのでそれを取り除く必要があります。

フィードバック用のツールをアプリに埋め込んで簡単にフィードバックできるように下らしいです。
オープンソースで公開中とのことです。

ボタン一つでフィードバックできるツールFeedbackKit、使ってみようと思います。


メモリー管理の嬉しいバイキング料理

@rayfixさんのSwiftによるメモリー管理の登壇です。

質疑応答をしてみました。
ディスパッチのクロージャーで[weak self]をいれなくても循環参照はしていないのかと聞いたところディスパッチは大丈夫とのことでした。
Twitterでなぜなのかを答えてくれた方がいらっしゃったので紹介します。


33歳モバイルエンジニア道

@nakajijapanさんの登壇です。
中堅エンジニアとしてどんなキャリを渡って行っているのかを発表していました。


Swiftのこれまでの動向のまとめと今後のさらなる発展の期待

@_monoさんのSwiftの歴史とSwift3のリリース内容の登壇でした。

発表資料はこちらです
http://www.slideshare.net/mono0926/swift-iosdc-2016-65179236


Swift で JavaScript 始めませんか?

続いて、@es_kumagaiさんの登壇。

JavaScriptCoreを使うとSwiftとJavaScriptの相互実行ができるそうなのです。
アプリを再ビルドしなくてもJavaScriptのコードを差し替えるだけでアプリの挙動を変えることができるので、とても柔軟性の高いアプリを作れるとのことでした。
すごい!

審査は通るみたいでした。

Jsファイルをアプリバンドルに取り込んで、テキストに直せば行けるそうです。
資料から抜粋してみます。
以下のコードを書きます。

let path = Bundle.main.url( forResource: "JavaScriptAPI", withExtension: "js")! 
let source = try! String(contentsOf: path) // 読み込んだ JavaScript をコンテキストで実行 
let context = JSContext()! context.evaluateScript(source)


Xcode で快適なデバッグライフを追い求める

@dealforestさんのXcodeのデバックTipsの登壇。

デバックはいつも四苦八苦してやっているので、とてもためになります。


最後に

参加して良かったです。
来年もいきたい!