オープンソースになったSwiftをまとめてみた

2015年12月3日、ついにSwiftがオープンソースになったことが発表されました。
8月のWWDCで一番話題になったSwiftのオープンソース化。
(観客の熱気がすごかった!)

プラットフォーム

  • Apple Platforms
  • 必須環境
    OS X 10.11 (El Capitan)
    Xcode 7.2 (including prerelease versions)
  • デプロイ可能環境
    OS X 10.9.0 or later
    iOS 7.0 or later
    watchOS 2.0 or later
    tvOS 9.0 or later
  • Linux
  • 必須環境、デプロイ可能環境
    Ubuntu 14.04 or 15.10 (64-bit)

オープンソースされたもの(されるもの)

  • コンパイラ
  • 標準ライブラリ
  • コアライブラリ
  • Foundation
  • libdispatch
  • XCTest
  • Package Manager
  • その他
  • LLDBのSwiftサポート
  • SourceKit(コード補完、シンタックスハイライト)

オープンソースSwiftを使ったプロジェクト

オープンソースになったことでSwiftをつかったプロジェクトがどんどん広がっています。
iOS、OSX以外でも動くSwiftを考えるだけでもワクワクします
:D


IBMが早速、SwiftをIBMのPaaS環境BluemixでSwiftのコードを手軽に実行できるWebアプリを公開しました。

IBM Swift Sandbox


Qiitaでは有志の方が、SwiftraというSwiftで動くWebアプリケーション・フレームワークが作られたりしました。
RubyのフレームワークSinatraにインスパイアされたそうです。
SwiftでSinatraっぽくWebアプリケーションを書いてLinuxで動かす


オープンになって、Webサーバー作れるようになったら、世界変わるなーと思っていたら、さっそくサーバーサイドSwiftが動く
Perfectというプロジェクトが公開されました。

Perfect

webサーバーを立ち上げるだけでなく、データベースとしてMySQL/PostgreSQL/SQLite/MongoDBがサポートされています。
これは本格的なWebアプリを作れそうですね。

Perfect - サーバサイドで動作するSwift!

Swiftでサーバサイドプログラムを書く with Perfect(導入編

最後に

オープンになってサーバーサイドのプログラムになったら、一気にSwiftが広まりそうですね。
今でさえ、ほぼiOS、OSXアプリ専用の言語なのに、あっという間に人気言語になってしまっているんですもの。
RubyのRailsや、PHPのCakePHPの様なフレームワークが出てきて、サーバーサイドの選択肢にSwiftが当たり前の時代が来るかもしれないですね。
ワクワクです:D