iOS 12 Programming 執筆決定しました

私が関わる、執筆プロジェクト「iOS 12 Programming」が無事クラウドファンディングを達成し、執筆が決定しました。

応援ツイートやご購入いただいた皆さまありがとうございます!

初めて技術書を共著ながら執筆することになりました。この書籍に対する自分の意気込みを記して行きたいと思います。

プロジェクトについて

このプロジェクトは技術書クラウドファンディングを行うPEAKSさんのプロジェクトです。
クラウドファンディングで事前に購入者を募り、一定以上達した後に初めて執筆が始まります。
今回の「iOS 12 Programming」執筆プロジェクトは600人以上購入で執筆が開始でしたが無事に7/5に達成しました。

自分の執筆履歴

書籍の執筆は初めてとはいえ、私もウェブマガジンへの投稿や同人技術書での配布などをしていました。
ここで自分の執筆履歴を振り返ってみたいと思います。

2016年9月にCodeZineにてServer Side SwiftのKituraの記事を寄稿しました。当時はSwift2でしたが、SwiftでWebAPIをKitura実装できることを伝えました。

IBM Cloud Tools for Swiftをつかって、KituraでWebAPIを作ろう

同人技術書としては技術書典3、4に出展しました。

「Vaporで学ぶServer Side Swift」はサーバーサイドSwiftのフレームワークVaporの入門書です。セットアップからデプロイ、APIの作成方法までをまとめました。

「【新刊】公務員の文書改竄防止システムをブロックチェーンで作ってみた」は会社の高野さんと一緒に共著したブロックチェーンの同人技術書です。私は「仮想通貨を作るための第一歩」と題してイーサリアムでコントラクトを作成する手順を伝えています。
こちらはBoothで販売中です。

執筆のきっかけ

今年のWWDCは残念ながら落選してしまい現地で参加することはできませんでした。
ですが、YahooさんのイベントでKeynoteのライブビューイングのイベントがありそこには参加しました。

【同時通訳あり】WWDC Extended Tokyo 2018

周りのエンジニア達は落胆してましたが、私は「次のiOSはすごいことになるぞ」とワクワクしていました。後にPlatforms State of the Union - WWDC 2018 - Videos - Apple Developerもみましたが、その予想は確信に変わりました。

ARKitはSafariから直接3Dオブジェクトを確認できるなどより身近になり、CoreMLでの機械学習の導入障壁は格段に下がりそう。Siri Shortcutsではアプリを起動しなくてもアプリ機能を呼び出せて、Password AutoFillではもうサービスのアカウント作成する場合にパスワードを覚える必要がなくなる。
更にエンジニアとしてXcodeの改良は注目すべきものだと思いました。

これは自分でまとめたい欲がどんどん高まってきました。

そんなときに永野(@7gano)さんがPEAKSでの「iOS 12 Programming」執筆プロジェクトを募集しているのをTwitterで拝見しました。

これは立候補するしかない!とDMを永野さんに送ったらありがたいことに執筆メンバーに入れてもらいました。

意気込み

今回私はXcode10の章を担当します。

今回のWWDCは開発者として嬉しい機能がたくさんあり、作業効率やプロダクトのパフォーマンスがあがるものがたくさんありました。XcodeはIDEとしてさらなる進化を遂げました。開発者として自分も毎日扱うものなので、精一杯わかりやすくまとめたいと思っています!

上記のように、プロジェクトの第8章 Xcode 10の新機能にも書きましたが、XcodeのIDEとしての機能追加がたくさんあり、コード管理もよりやりやすくなりました。
XcodeはiOSを普段開発するにあたってはほとんどの場合利用するツールです。新しくでた機能を使ってiOSエンジニアの皆さんの開発スピードがあがるような章にしたいと思っています。

最後に

「iOS 12 Programming」執筆プロジェクト、リリース予定日は2018年10月31日です。
あと3ヶ月ほどですがお待ち下さい。
頑張って執筆します!

PEAKS(ピークス)|加藤 尋樹, 佐藤 紘一, 石川 洋資, 堤 修一, 吉田 悠一, 池田 翔, 佐藤剛士, 大榎一司, 所 友太 - モダンなアプリを実現する「iOS 12 Programming」執筆プロジェクト!